青山 えさき

16 年の歳月を要した。
帰国するたびに心の片隅にしつこくいすわっていたもののどうしても勇気が出なかった。
このたびやっと、勇気を振りしぼって夜の1万円コースに挑む。妹夫婦を道連れに。
あまり飲まないつもりでいたがのどか乾いて仕方がない。極度の緊張。まずは生ビールを頼み(この後メニューにある日本酒全種類頼んでしまったけどね)、おまかせコースをお願いする。12月のお品書きは以下のとおり。

一品目は揚げ物。最初からかなりのボリューム。

次は伊勢えびの栗ソース。本人が読んでいるかもしれないという危険を承知の上で言わせてもらうと、栗の味がとてもやさしいので、たとえば酸味とかのバランスがもうちょっとあったら伊勢えびのうまみが強調されたかも。



まず出し汁はとても上品でえさきさんらしい出しだなと思った。私の問題は、もちもち系が苦手と言う事実。煎餅の部分はちょっとカリカリだけど、でもこれは私個人の事情ということで。それされなければこれはすばらしい一品であることには間違いない。無念。
野菜の炊き合わせ。材料はこんな感じで。


そして、私が特別な思いを抱いていたきんきの煮付け(これ一人に一匹付くのよ)。

キンキの煮付け。いろんな思いをこめながら骨まできれいにしゃぶった。16年前にしていたように。キンキの煮付けを求めて夜中も食べ歩いたな。サーバーの方にほめられるほどきれいに食べた。満足。ほんとおいしいかったよ。飽きないほどに上品で。後を引くほどコクがあって。なんか、長年の思いが昇華したような気がした。
もう気持ちもおなかもいっぱいだっだけど、ズワイガニのご飯と味噌汁が出た。濃厚でおいしい。

そしてさらに飲み物とデザートが!ハーブティーは神経に染み渡るように優しく、デザートの小豆カスタードは、甘味不得意な私もにっこりしてしまうやさしい甘さでした。


終わってみて、今までの思い入れの強さからか脱力してしまったものの、それに勝る充実感も大きく、ほんとに今回思い切ってよかったなと思った。
2年連続ミシュラン2つ星、ほんとうにおめでとう。16年振りに会った江崎さんは、昔と同じノリで(もしかして気を使って無理したのかもしれないけど)、すごく安心させてくれて、感謝です。ありがたい。近況も少しだけだけど伝えられてよかった。
何はともあれ、付き合ってくれた妹夫婦、ほんとありがとう。おかげで心のけじめがつきました。
あ、ちなみに3人で5万円弱(うち飲み物だけで軽く1万超えてます。嗚呼日本。)
青山えさき
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by seattleokami
| 2008-12-17 14:43
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