本物のロブスター ロールでしめくくる

５日間のボストン出張では、風邪が長びいているせいもあって夜は比較的おとなしくホテルの部屋で過ごしていたけれど、ロブスター ロールだけは食べて帰りたかった。今までに何度か食べたことはあるものの、特に感動するようなものでもなかった記憶があったのでそう言ったら、ボストンの同僚が、おいしいロブスター ロールは本当においしいからっ、と力説する。ある日は雨がひどく外に出る気力もなかったのでホテルのレストランでロブスター ロールを頼んだら、期待を大きくはずす代物だった。ロブスターの身は古いのかやけに臭い。爪の部分の身だけを使っているらしく、かなり細切れになっているし、マヨネーズがやたら多くさすがの私も半分以上残してギブアップ。おまけに夜中におなかをこわしてトイレに走るおまけつき。
最後の最後、ボストン空港の Legal Seafoods で搭乗前にボストン ロールを注文できた。目からうろこだった。おいしい。まずロブスターの新鮮さが全然違う。そしておそらく一匹まるごと使っているのか身も大きくてごろんとしている。そして、マヨネーズは最小限に抑えてあるのでロブスターの味がちゃんと楽しめる。
そしておまけにフィッシュ チャウダーまでメチャクチャうまい。この店に来るたびに、「シアトルもっとがんばれよぉ～。」と思う。チェーン レストランなのにこんなにクオリティが高いのにはほんとに感心する。ロブスターがニューイングランドにかなわないのは当たり前だけれど、全体的に手を抜いてない感じが、ああ負けだよシアトル、って思ってしまうのでした。