セビリア食べ歩き

ホテルがある建物の角に揚げ物専門のファースト フード店がある。ほんとにシーフードの揚げ物しか売っていない。好きなネタを選んで量り売りしてもらう。それを大胆に紙に包んでもらったら隣のバーでビールを頼み、豪快に手づかみで食べる、ということを周りの人はやっていた。普段は揚げ物好きな私も、さすがに胃が疲れていて、２，３切れでやめた。牛のように胃が４つあればいいのに、ってほんと思う。スペインではスペイン料理か食べないぞと固く誓ってきたのに、最後の最後で弱気になった。シンプルなスパゲティとか食べたい。。。。店の前を行ったり来たりしながら、結局「ピザとパスタの店」に入ってミートソースを頼んでしまった（あっさりしてないけどね）。でもなんか妙になつかしく、うれしかった。面白いのは、この店には窓がない。ということは、外から中の様子が見えないということだ。周りのバルがすべてオープン エアなパティオになっていることからするとちょっと珍しい。そうか。罪悪感を抱えながら誰にも見られないようにこっそりピザを食べにやってくる観光客は私だけじゃないのね。
ホテルの周辺は下のようなバルが軒を連ねていて、毎晩遅くまで賑わっている。ここでタパスを食べないのは旅行者失格、みたいなプレッシャーは確かにあるかも。

次の日はスペイン最終日。これだ！というタパスを食べ収めしたいなあ。で、ガイドブックに載っていないノーマークの店に挑戦。なんか客が地元の人っぽいし。そしたら大正解。
なぜこれを今まで食べなかったんだろう、という、セビリア名物のポテト オムレツ。シンプルな材料と味でほっとする。ジャガイモ、卵、オリーブオイル、チーズがうまく合っておかず、つまみにちょうどいい塩加減だ。そしてハム クリーム コロッケ(結局揚げ物食べてる）。ハムのいい塩味が出ていてビールとの相性最高。スペイン タパス三昧はこれで終わり！今度来るときは空腹状態をもっと上手にコントロールしてもっと食べられますように。というか、誰かと一緒に来よう。