シェリーのふるさと ヘレス
ヘレスとはスペイン語でシェリー酒という意味だそうなので、シェリーの本場だということは明らかなのだけど、今回はどうしてもここに行きたかった。シェリー酒のボデガを見学するのはもちろんだけど、ここはどうやらタパスの発祥地でもあるらしい。しかも、飛行機で読んだ雑誌に紹介されていたタパス バーもヘレスにあると書いていたし。期待高まる。
セビリアから電車に乗って1時間半。ヘレス(正式にはヘレス・デ・ラ・フロンテーラ)はとてもかわいい町だった。
ヘレスの駅。
下調べしたところによると、週末はほとんどのボデガが閉まっているらしい。今日は土曜日。。。心配が的中した。あいているボデガはあるのか!?ツーリスト オフィスで聞いたらひとつあるという。日本人にはティオペペで有名な Gonzalez Byass (ところでティオペペが人気があるのは名前のせいかなやっぱり)。いいですこうなったらあいてるところはどこでも。ボデガに着く前にまずかけつけタパス。と思って立ち並ぶタパス バーのうちの一軒で1品だけ頼む。これが大正解だった。あんきも状に成形したたらこをゆでたものをスライスしてオリーブ オイルをかけただけ。それをマヨネーズでいただく。値段は1ユーロ50くらいだったような。ビールのつまみに最高!ここアンダルシアの地でたらこマヨネーズを食べられるとは。
あまりに感動して、この後スーパーで缶詰を買ったほど。ちなみにこの缶詰はアメリカでも入手可能(Spanish Table とパイクプレースのイタリアン デリで発見した)。
タパスとビールで炎天下すでにちょっとほろ酔い気分で目指すはGonzalez Byass。
無料の見学ツアーに間に合った。そとのうだるような暑さとは打って変わって工場内は暗くてひんやり。途中で面白いものを見つけた。世界の有名人(チャーチル首相からチェルシー クリントンまで)が樽ごと買ってマイ樽にしているらしいのだ。スピルバーク監督のもあったよ。
ツアーではもちろん試飲できるので残さず飲んだ。さっきのビールに甘いシェリーを続けざまに飲んだのでもう酔っ払っている。ツアーで一緒になった若いカップルとひとしきりおしゃべりした後、おみやげのミニ ボトルの詰め合わせを買い、千鳥足でメイン ストリートに戻った。すると、さっきまであんなに賑わっていた通りがし~んとしている。人っ子一人いないぞ。お店も閉まってるっぽい。酔った頭で必死に考えたら、そうか、シエスタ タイムなんだ。でもバルセロナや他の町ではこんなに誰もいなくなることはなかったのに。下は、誰もいなくなったヘレスの町。午後3時。
でも、あの有名なタパス バーに行かなくちゃ。その前に、このしんと静まり返った町の片隅で営業している店を見つけ、そこに入ってシェリーとタパスを注文。店内には観光客しかいない。タパスはそれでもおいしかった。
ほんとうはもう食べなくてもいい気分なんだけど、タパス発祥の地でベスト タパスを食べねば、というこだわりだけでそのレストランに出向いた。時間が中途半端だったからなのか、もしくは私がまた頼むメニューでしくじったのか、おなかいっぱいだったからなのか、理由はともかく、味は、普通でした。ツナのオリーブオイル合えとゆで海老(しかもなんでこんな面白みのないものを頼んでしまったのか)。

今度はおなかを空かせてまた来ないと。
この後ビールとシェリーをちゃんぽんしたせいで頭痛に悩まされた。。。
セビリアから電車に乗って1時間半。ヘレス(正式にはヘレス・デ・ラ・フロンテーラ)はとてもかわいい町だった。
ヘレスの駅。


タパスとビールで炎天下すでにちょっとほろ酔い気分で目指すはGonzalez Byass。






この後ビールとシェリーをちゃんぽんしたせいで頭痛に悩まされた。。。
by seattleokami
| 2005-11-23 08:43
| スペイン/ポルトガル