パラドール ハエンのレストラン
パラドールに泊まるもうひとつの楽しみはレストラン。どのパラドールにもレストランが併設されていて、地元の食材を使った伝統的な料理、創作料理を食べさせてくれる(とガイドブックには書いてある)。今までタパス タパスの連続だったから少し違った料理が食べられるのも楽しみ。この旅行中初めての贅沢だしね。
レストランはこんな感じ。 ウチにある花と同じだったのでうれしくて撮る。 さて、今までの経験を生かして、ランチは食べ過ぎないようにしないと。
テーブルに着くとシェリー酒が注がれ(ヘレス産だな)、お通し(?)とパンが置かれる。頼んだ料理を待っている間、地元産のオリーブ オイルにパンをつけて食べてみた。おおおいし~。なんだこれは。オリーブ オイルはもともと好きだけど、こんなにコクがあるのは食べたことがない。塩とオリーブ オイルだけでいくらでもパンが進む。あ、いけない。ここでおなかをいっぱいにしては。もっと食べたいのを我慢しているとガスパッチョがやってきた(さて、この旅で何度目のガスパッチョでしょう)。ウエイターがピッチャーから皿に注いでくれた。トッピングも好みを聞いて入れてくれる。味はさっぱり系。あっさりしているのでいくらでも入りそう。でも食べても食べても減らない。が、これをフィニッシュしないと次が来ないんだよな。とがんばってほぼ完食。ガスパッチョは派手な料理ではないけどほっとする。スペイン人の生活の知恵から生まれたんだろうな。みそ汁のような存在だね、きっと。 地ビール。 周りを見渡すとアジア人とおぼしき客は私だけ。それに、ここは一人で食事するにはちょっと自意識が邪魔してしまう雰囲気はあるかも。まあいいや、気にしない。
スペイン料理への唯一の不満は、緑の野菜が少ないこと。ガスパッチョは野菜だけど(トマト、ピーマン、たまねぎ、きゅうり)、野菜食べてるっていう実感があまりない。ジャガイモ料理は野菜といってもね。そういう理由で選んだのが Green beans with Jamon Iberia。幅広のインゲン豆とスペイン産のハムを炒めた料理。
ハモン セラーノはベーコンのように脂がしっかりついていて、噛むほどに味がしみ出す。ときには豚臭いハムもあるんだけど、これは全然臭みがなく、おいしく食べられた。オリーブ オイルをかなり使ってるけど、質がいいからか、しつこくない。今までの野菜不足を補うようにぺろりと(ほぼ3分の2ほど)食べてしまった。
ランチの後、やはり昼寝。まだ時差ぼけなのか?3時間眠った後、8時半にディナーの予約をしてたことを思い出した。おなかいっぱいなだけじゃなくかなりだるい。予約を9時に変えてもらう。パラドールの隣にある要塞の跡を散歩したりそこでドキュメンタリー映画を見たりして時間を過ごす。でもまだおなかが空かないので、さらに予約を10時に変更する(しつこい?)。水をたくさん飲んで横になったら少し気分がよくなった。外で野良猫の赤ちゃんがみゃおおんと鳴いている。
意を決してディナーに出かける。(行くと食べられるんだから)。昼間と同じウエイターだった。ということは私がランチに食べたものを知っているわけだ。
ディナー メニュー。
Cold Garlic Soup with grapes (このレストランの代表料理)。あまりに真っ白なので、この色は何から来ているのかと聞いたら、アーモンド パウダーとのこと。ほんのり味がする。でもにんにくの味がかなりしっかりしているので言われなければ分からないかも。スープの触感はさらっとしている。そして半分に切ったぶどうがトッピング。これと一緒に食べるとまたさらにさわやかでおいしい。冷たいから夏のスープとしてはぴったり。ガスパッチョの次に好きになりそう。
次は Spinach Jaen Style. ゆでたほうれん草にポーチドエッグが載っている。茶色のソースはちょっとカレー風というかアラブ料理に使うスパイスを使っているようだ。これが「ハエン風」ということか。凝った料理じゃないけれど、シンプルな味付けで胃にやさしい。 久しぶりに葉っぱの野菜を食べた気がする。でも、ひとりで食事するのって、ときとして拷問のようになることもある。プレッシャーがあるからちゃんとランチもディナーも食べたいし、いろいろ頼んでもみたい。辛いな、と思いつつ、デザート メニューを見ると、「オリーブ オイルのアイスクリーム」が目に入る。おなかはちきれそうなのに、好奇心が言うことを聞かない。ウエイターも「Muy Bueno!」と勧めるし、う~んじゃあひとくちだけ、ということで頼んでしまった。
Virgin Olive Oil Icecream.うん、オリーブ オイルの味がするよ!ストロベリー ソースとも合うし、上にかかったオリーブ オイルもいい。アイスクリームというよりは、シャーベットに近い。甘さはとっても控えめ。おいしい。
そしてかろうじて胃袋が破裂する前に部屋に戻った。
レストランはこんな感じ。
テーブルに着くとシェリー酒が注がれ(ヘレス産だな)、お通し(?)とパンが置かれる。頼んだ料理を待っている間、地元産のオリーブ オイルにパンをつけて食べてみた。おおおいし~。なんだこれは。オリーブ オイルはもともと好きだけど、こんなにコクがあるのは食べたことがない。塩とオリーブ オイルだけでいくらでもパンが進む。あ、いけない。ここでおなかをいっぱいにしては。もっと食べたいのを我慢しているとガスパッチョがやってきた(さて、この旅で何度目のガスパッチョでしょう)。ウエイターがピッチャーから皿に注いでくれた。トッピングも好みを聞いて入れてくれる。味はさっぱり系。あっさりしているのでいくらでも入りそう。でも食べても食べても減らない。が、これをフィニッシュしないと次が来ないんだよな。とがんばってほぼ完食。ガスパッチョは派手な料理ではないけどほっとする。スペイン人の生活の知恵から生まれたんだろうな。みそ汁のような存在だね、きっと。
スペイン料理への唯一の不満は、緑の野菜が少ないこと。ガスパッチョは野菜だけど(トマト、ピーマン、たまねぎ、きゅうり)、野菜食べてるっていう実感があまりない。ジャガイモ料理は野菜といってもね。そういう理由で選んだのが Green beans with Jamon Iberia。幅広のインゲン豆とスペイン産のハムを炒めた料理。
ランチの後、やはり昼寝。まだ時差ぼけなのか?3時間眠った後、8時半にディナーの予約をしてたことを思い出した。おなかいっぱいなだけじゃなくかなりだるい。予約を9時に変えてもらう。パラドールの隣にある要塞の跡を散歩したりそこでドキュメンタリー映画を見たりして時間を過ごす。でもまだおなかが空かないので、さらに予約を10時に変更する(しつこい?)。水をたくさん飲んで横になったら少し気分がよくなった。外で野良猫の赤ちゃんがみゃおおんと鳴いている。
意を決してディナーに出かける。(行くと食べられるんだから)。昼間と同じウエイターだった。ということは私がランチに食べたものを知っているわけだ。
ディナー メニュー。
Cold Garlic Soup with grapes (このレストランの代表料理)。あまりに真っ白なので、この色は何から来ているのかと聞いたら、アーモンド パウダーとのこと。ほんのり味がする。でもにんにくの味がかなりしっかりしているので言われなければ分からないかも。スープの触感はさらっとしている。そして半分に切ったぶどうがトッピング。これと一緒に食べるとまたさらにさわやかでおいしい。冷たいから夏のスープとしてはぴったり。ガスパッチョの次に好きになりそう。
Virgin Olive Oil Icecream.うん、オリーブ オイルの味がするよ!ストロベリー ソースとも合うし、上にかかったオリーブ オイルもいい。アイスクリームというよりは、シャーベットに近い。甘さはとっても控えめ。おいしい。
そしてかろうじて胃袋が破裂する前に部屋に戻った。
by seattleokami
| 2005-10-26 09:15
| スペイン/ポルトガル