チリの先入観を変えた店 Slim's Last Chance
チリは苦手だった。豆が入ってるのがいや、味がとげとげしいっていう理由で、メニューにチリがあっても自ら注文することはほとんどなかった。
今回ゆうまがでチリの取材をすることになり、アメリカ人にとってのコンフォートフードであるチリのお勧めの店を手当たり次第に聞いてみて分かったのは、みんな自分で作るレシピが一番おいしいと思っているのでお勧めの店を意外に知らない、ということだった。そこで仕方なく自分の足で歩いて探す、という方法をとることになり、かなりのチリを食べ歩く結果になったのだが、自分でも驚いたことに、今はチリが好きになってしまったかもしれない。
食べ物に関しては頑固な自分(はい、ほかのことでもガンコですけどとりあえず)をチリ好きにさせた店、それが Slim's Last Chance だ。店の紹介はゆうまが11月号でも書いたのでそちらを参照していただくとして、私が感動したのは、材料に対するこだわりと繊細かつ濃厚な味だ。
Texas Red は豆が入っていない肉だけのチリ(テキサス スタイルのチリは基本的に肉しか入れない。でいいでしょうか >yummieD ちゃん)だ。アンガス種の牛ひき肉がたっぷりで、ソースもただのトマト味ではなくまるでデミグラス ソースのような濃厚な味わい。これはミートソースとしてスパゲティにかけて食べたら絶対うまい、と確信した。下の写真は Texas Red をたっぷりかけたKOBE ビーフ チリドッグ。ソーセージがKobe ビーフってあたりにこだわりが。
Brisket & Beans は豆が入っているけれど許せてしまう。牛肉は隣のBBQ 屋でグリルしたものをほぐして使っているのでお肉が香ばしい。どちらかというとクラシックなチリのイメージに近い。豚肉バージョンは Chile Verde。これも隣のBBQ で焼いたのをほぐした肉を使用。辛さ的にはそれほどでもなく以外にあっさり系。そしてダークホースは Turkey & White Beans 。ターキーは物足りないのではという予想に反してリッチでしかも辛さは4種類の中でトップ。最初は分からないけど時間差でじわじわと辛さが責めてくる感じ。お店の従業員イチオシってのも納得のうまさ。
チリ単品以外にも上記のホットドッグやチリバーガー(写真下)も充実していて、ビールがいくらあっても足りませんって感じ。商売上手。
Bon Appetit 誌でチリのベスト4に選ばれたっていうのが取材のきっかけだったけど、期待は裏切られなかった、と言っておきましょう。そのまま食べてもパスタやごはんにかけて食べてもいけそうなこれらのチリは、少なくとも日本人にも受け入れられる味じゃないかな。アメリカ人には好き嫌いあるかもしれない、味が直球じゃないから。ああチリ食べたくなってきた~~。
Slim's Last Chance
www.slimslastchance.com
5606 1st Ave S
Seattle, WA 98108-2403
(206) 762-7900
今回ゆうまがでチリの取材をすることになり、アメリカ人にとってのコンフォートフードであるチリのお勧めの店を手当たり次第に聞いてみて分かったのは、みんな自分で作るレシピが一番おいしいと思っているのでお勧めの店を意外に知らない、ということだった。そこで仕方なく自分の足で歩いて探す、という方法をとることになり、かなりのチリを食べ歩く結果になったのだが、自分でも驚いたことに、今はチリが好きになってしまったかもしれない。
食べ物に関しては頑固な自分(はい、ほかのことでもガンコですけどとりあえず)をチリ好きにさせた店、それが Slim's Last Chance だ。店の紹介はゆうまが11月号でも書いたのでそちらを参照していただくとして、私が感動したのは、材料に対するこだわりと繊細かつ濃厚な味だ。
Texas Red は豆が入っていない肉だけのチリ(テキサス スタイルのチリは基本的に肉しか入れない。でいいでしょうか >yummieD ちゃん)だ。アンガス種の牛ひき肉がたっぷりで、ソースもただのトマト味ではなくまるでデミグラス ソースのような濃厚な味わい。これはミートソースとしてスパゲティにかけて食べたら絶対うまい、と確信した。下の写真は Texas Red をたっぷりかけたKOBE ビーフ チリドッグ。ソーセージがKobe ビーフってあたりにこだわりが。
Brisket & Beans は豆が入っているけれど許せてしまう。牛肉は隣のBBQ 屋でグリルしたものをほぐして使っているのでお肉が香ばしい。どちらかというとクラシックなチリのイメージに近い。豚肉バージョンは Chile Verde。これも隣のBBQ で焼いたのをほぐした肉を使用。辛さ的にはそれほどでもなく以外にあっさり系。そしてダークホースは Turkey & White Beans 。ターキーは物足りないのではという予想に反してリッチでしかも辛さは4種類の中でトップ。最初は分からないけど時間差でじわじわと辛さが責めてくる感じ。お店の従業員イチオシってのも納得のうまさ。
チリ単品以外にも上記のホットドッグやチリバーガー(写真下)も充実していて、ビールがいくらあっても足りませんって感じ。商売上手。
Bon Appetit 誌でチリのベスト4に選ばれたっていうのが取材のきっかけだったけど、期待は裏切られなかった、と言っておきましょう。そのまま食べてもパスタやごはんにかけて食べてもいけそうなこれらのチリは、少なくとも日本人にも受け入れられる味じゃないかな。アメリカ人には好き嫌いあるかもしれない、味が直球じゃないから。ああチリ食べたくなってきた~~。
Slim's Last Chance
www.slimslastchance.com
5606 1st Ave S
Seattle, WA 98108-2403
(206) 762-7900
by seattleokami
| 2009-11-07 09:30
| American