エヴォラで食べる (2005年7月)
前の日記を読むとお分かりかもしれないが、スペイン ポルトガルの旅は食欲との戦いだった。といっても、おなかが空かなくて(ひとりで食べ過ぎるため)、せっかくの食事のチャンスを何度も逃してしまっていたという意味で。
ポルトガルに入ってからもそれは続き、ほとんど神経質になりながら、エヴォラでは絶対にローカル料理を堪能するぞ、と決めていた。
本で調べたら、エヴォラはジビエなどの肉料理(海から遠いということもあると思うけど)で有名らしい。う~楽しみ。中央広場から路地を入ったところに、食堂という趣のこじんまりした店があった。ガイドブックにも載っている。ここに決定。中では、近所のオフィスに勤める会社員が昼定食をかきこんでいる、という風情で、なかなかいい。
悩んだ末、バーテンのお兄さんに勧めれた豚肉ののソテー マッシュルーム ソース、バターライスつき、というのにした。出てきた皿を見たとき、何だ、肉からイモからいっしょくたに載せてあるだけ?期待がしゅるっとしぼんでしまったけれど気を取り直して。食堂なんだしね。 お、おいし~っ!ポテトは味が濃くてとってもクリスピーだし、それをかきわけて出てきた豚肉のソテーは、口に入れた途端に、突然自分の田舎を思い出した。なぜ?とっても懐かしい味。バターとクリームの味なんだけどしょうゆでも入っているかのようなコク。これは何の味?と自問しながらまたひとくち。ほっとする~。またひとくち。バターライスも日本を思い出す味付けで涙が出そうになる(ごはん久しぶりだったし)。そうやって、なぜこの味でノスタルジーを感じるんだろうと考えながら、気がついたら全部食べてしまった。完食。
ここでやめておけばいいものを、デザートも有名らしいから写真撮りたいと思って頼んだのがこれ。 超甘い。というかほとんど辛い。卵と牛乳と砂糖を混ぜて焼いたものにさらに濃厚なシロップをどろんとかけたような。さすがにちょっとなめただけで降参。
はちきれそうなおなかを抱えて街をぶらつき、教会も覗いたりしながらホテルに戻る。またやってしまった。ディナーまたキャンセル?でも、エヴォラはジビエが有名でー、行く店ももうピックアップしてあるしー。近くの公園で涼んだり、ポサダの周りを散歩したり、いろいろやってみたけど、フル ディナーは無理という結論に。(くやし~~)。でもあきらめの悪い私は、ポサダの中にあるレストランで前菜だけ頼むことにした、ふふ。
ポルトガルのレストランでは、席に着くといわゆる「お通し」が出てくる。パンとオリーブ油だけのこともあれば、ちょっとした揚げ物が出てきたりすることも。ここのレストランのお通しはこんなに豪華。 これとワインだけでも十分なディナーだよね。でも前菜を頼むと決めているのでお通しはあまり食べない(っていうかおなかまだいっぱい)。
選んだのはタコのサラダ。
軽く火を通したタコのスライス、ライマ ビーンズのピューレ、ハモン イベリコ、これらが上質のオリーブ油であえてあって、とても美味。前菜にしてはメインのボリュームだったけど、塩味のバランスもちょうどよく、ワインが進んだ。ちなみに今回頼んだのはこのワイン。 たいへんおいしゅうございました(岸朝子風)。
しつこいようだけど、デザートも頼む。その意図はー日本のお菓子のルーツを探るというテーマに基づいているのだった。そして、見つけました。カステラを!ちょっと違うかもだけど、これはまさしくカステラ!
(ちょっとこじつけでしょうか。)食べると、う、う~ん、カステラかも、しっとり系の。他の店でも試してみたいところ。
ポルトガルに入ってからもそれは続き、ほとんど神経質になりながら、エヴォラでは絶対にローカル料理を堪能するぞ、と決めていた。
本で調べたら、エヴォラはジビエなどの肉料理(海から遠いということもあると思うけど)で有名らしい。う~楽しみ。中央広場から路地を入ったところに、食堂という趣のこじんまりした店があった。ガイドブックにも載っている。ここに決定。中では、近所のオフィスに勤める会社員が昼定食をかきこんでいる、という風情で、なかなかいい。
悩んだ末、バーテンのお兄さんに勧めれた豚肉ののソテー マッシュルーム ソース、バターライスつき、というのにした。出てきた皿を見たとき、何だ、肉からイモからいっしょくたに載せてあるだけ?期待がしゅるっとしぼんでしまったけれど気を取り直して。食堂なんだしね。
ここでやめておけばいいものを、デザートも有名らしいから写真撮りたいと思って頼んだのがこれ。
はちきれそうなおなかを抱えて街をぶらつき、教会も覗いたりしながらホテルに戻る。またやってしまった。ディナーまたキャンセル?でも、エヴォラはジビエが有名でー、行く店ももうピックアップしてあるしー。近くの公園で涼んだり、ポサダの周りを散歩したり、いろいろやってみたけど、フル ディナーは無理という結論に。(くやし~~)。でもあきらめの悪い私は、ポサダの中にあるレストランで前菜だけ頼むことにした、ふふ。
ポルトガルのレストランでは、席に着くといわゆる「お通し」が出てくる。パンとオリーブ油だけのこともあれば、ちょっとした揚げ物が出てきたりすることも。ここのレストランのお通しはこんなに豪華。
選んだのはタコのサラダ。
しつこいようだけど、デザートも頼む。その意図はー日本のお菓子のルーツを探るというテーマに基づいているのだった。そして、見つけました。カステラを!ちょっと違うかもだけど、これはまさしくカステラ!
by seattleokami
| 2006-02-11 03:13
| スペイン/ポルトガル